本命は３歳馬グルーヴィットとする。前走のＮＨＫマイルＣは10着に惨敗しているが、これは２度も不利を受けて競馬にならなかったからであり参考外だ。今回は5kg減の52kgで出走できるので有利である。母系があの名牝エアグルーヴであり父がロードカナロアという超良血馬である。斤量が有利なここで勝って賞金を加算して今後のローテーションを楽にしたいだろう。この馬の巻き返しに期待したい。

　対抗も３歳馬のカテドラルとしよう。ＮＨＫマイルＣで僅差の３着からここに臨む。ハーツクライ産駒だけにデビュー当初は2000mを使われるなど長距離向きと思われていた様だが、ここ２戦マイルで脚を溜めて直線勝負という形に変えてから結果を出している。ＮＨＫマイルＣで３着ながら他の３歳馬よりわずか1kg多いだけの53kgで出走できるのは恵まれている。斤量差があれば古馬相手でも勝負になるだろう。

　もう１頭穴っぽいところでミエノサクシードを押さえておこう。ステイゴールド産駒はこのコースが得意である。この馬自身も時計の掛かる芝を速く上がるのが得意な馬であり、今の馬場に向いている。重賞では人気以上の走りを見せる馬であり、一発があっても不思議ではない。

　人気のプリモシーンはハンデ戦であることと馬場も完全に乾かないだろうからディープインパクト産駒にはやや厳しいということで消すこととする。ハンデ戦でなければ押さえざるをえない馬だが、ハンデ戦の今回は人気が先行している気がするので。