三連休の３日間開催で月曜日に行われる府中牝馬Ｓである。３日間開催にしなければこの日を台風で中止になった開催の予備日として使えたのだがもったいない。

　本命はクイーンＳで勝ち馬とタイム差なしの２着だったスカーレットカラーとする。クイーンＳは後方から差し切っての２着である。クイーンＳの上位馬は府中牝馬Ｓでは凡走することが多いのだが、それは先行有利な札幌コースと直線が長く差しが決まりやすい東京コースの違いである。現にクイーンＳが差し馬のワンツーで決まった昨年はその２頭は府中牝馬Ｓでも１着と３着に好走している。同距離のクイーンＳで差して好走した馬はここでも問題ないのである。また、ヴィクトワールピサ産駒はこのコースを得意としており、単勝回収率も300%を超える。血統的にも狙い目だ。重賞では惜敗続きだがここで決めてもらいたい。

　相手はこのレースと相関性の高いヴィクトリアマイルの上位馬を狙おう。対抗はヴィクトリアマイルをクビ差の２着だったプリモシーン。その後の中京記念でも牡馬相手に55.5kg(上位２頭は52kg）で0.1秒差の３着と実質的に勝ちに近い内容だった。牝馬同士の別定戦なら期待できる。その他ヴィクトリアマイル４着で２，３歳時は阪神ＪＦ１着桜花賞２着オークス３着のラッキーライラック、そのラッキーライラックにヴィクトリアマイルで先着して３着だった２年連続エリザベス女王杯２着のクロコスミアを押さえておこう。