過去のデータによると阪神大賞典は４歳馬が圧倒的に連対率が高い。しかし、４歳馬を狙おうにも１頭も出走していない。それどころか５歳馬もいない。今年は６歳以上のベテランだけのレースとなってしまった。

　本命は前走１年以上のブランクがありながらアメリカＪＣＣを制したシャケトラとする。６歳馬ながら休養期間が長かったため消耗が少なく、若い馬がいないこのレースでは若いと考えて良い。前走を見ても衰え等は全く感じられず、素質が高い馬なのでむしろこれから伸びてくる馬である。血統的には父がマンハッタンカフェで母父がサドラーズウェルズ系のシングスピールなので距離はこなせる筈。

　相手筆頭はこのレースに強いハーツクライ産駒のアドマイヤエイカンとする。このレースのデータだけ見ているとステイゴールド産駒の方が成績が良いのだが、それは三連覇したゴールドシップがいたためである。それを度外視するとハーツクライ産駒も互角かそれ以上だ。万葉Ｓは惨敗だったが巻き返しに期待したい。

　もう１頭穴っぽいところで同じくハーツクライ産駒のカフジプリンスを狙う。ここの予想では何度も書いているが３歳時に阿寒湖特別を勝った馬はその後大成することが多い。格上挑戦で阪神大賞典を連対とは聞いたことがないが、重賞３着の実績のある馬であり、メンバーが小粒な今年ならどうにかなるだろう。