今週は土曜日の東京競馬の開催が降雪の影響で月曜日に順延された。当日の府中市では雪がほとんど降っておらず競馬開催ができないような天候ではなかったのだが、美浦からの輸送に雪や路面凍結の影響があったのかもしれない。競馬の時間が終わってから府中でも雪が降り始め、日曜の開催も心配されたが、発走時刻は繰り下げされるものの開催は行われるようだ。なお、開催時刻繰り下げは８レースまでなので、本稿で予想をしている共同通信杯の発走時刻は予定通りである。というわけで、土曜のクイーンカップが月曜となったので共同通信杯が今週はじめての府中での重賞である。

　その共同通信杯であるが、７頭立てと少頭数である。紛れもなく堅く決まるだろうから無理な穴狙いは禁物だ。

　本命は４連勝で朝日杯フューチュリティＳを制した２歳王者のアドマイヤマーズで決まりである。共同通信杯はクラシックに繋がるレースの割には１番人気は不振な傾向にあるが、この馬は問題ないだろう。朝日杯勝ちがフロックならまだしも、デビュー以来負け無しの４連勝で重賞２勝目だったのだから、力のある馬が勝つべくして勝ったとしか言いようがない。ここも当然勝つだろう。力が抜けている上にデムーロ騎手が騎乗となれば頭は堅い。他馬より1kg多い57kgの斤量も問題ないだろう。

　問題は相手をどの馬にするかである。有力馬が（本命馬を除いて）３頭ほどいるのだが、全部に流していると単勝を勝ったほうがマシなぐらい配当が安すぎるので１頭に絞りたい。相手はダノンキングリーとする。前走の500万条件ひいらぎ賞は３馬身差の圧勝で、勢いに乗る。このコースの過去３年の実績を調べると戸崎騎手・萩原厩舎ともに単複の回収率が100%を超えている。さらにキングカメハメハ産駒も100%は超えないものの単勝89%複勝99%と出走馬の父の中では最も高い。出走馬中最も馬券的に狙える馬なので、この馬を相手にしよう。

　アドマイヤマーズの頭はほぼ決まりなので、馬単で一点勝負。