本命はこのコースで[2,2,0,0]と安定した成績を残しているサンライズノヴァとする。東京コース自体[6,2,0,2]と非常に得意としている。東京で３連勝の後チャンピオンシップでは６着に敗れたものの、得意の府中に戻った今回は改めて狙ってみよう。ダート重賞の中では屈指の差しが決まりやすい重賞である根岸Ｓで、持ち味の末脚が遺憾なく発揮されることに期待しよう。ちなみにこの馬が出走する時は大抵同じレースに同冠名のサンライズソアも出走していて紛らわしかったのだが、今回はソアは出走しない。

　相手筆頭は３年前のこのレースの勝ち馬であるモーニン。その時はここだけではなく続くフェブラリーＳも制した。今年で７歳だが、昨年は韓国でコリアカップを勝ち、ＪＢＣスプリントでも４着に好走するなど衰えは見られない。今回は実績のあるコースなので狙ってみよう。なお、この馬だけではなくヘニーヒューズ産駒は全般に東京ダート1400mが得意で回収率も高い。58kgという斤量がネックだが、斤量をこなせれば勝ち負けになるだろう。

　もう１頭オープンや重賞では勝ち星がないものの、安定した成績を残していて大崩はしないクインズサターンを狙おう。デビュー以来ずっと1600m以上の距離ばかり使われており今回は距離短縮となるが、パイロ産駒はこのコースが得意であり距離は問題ないどころかむしろ期待できる。距離短縮が不安視されて人気を下げているようなので積極的に狙ってみよう。