今年のＮＨＫマイルカップはレベルが高い。桜花賞馬グランアレグリアと昨年の朝日杯フューチュリティＳ勝ち馬で皐月賞４着のアドマイヤマーズの一騎打ちムードが漂っている。この２頭は朝日杯ＦＳで対戦しており、その時はアドマイヤマーズが勝った。

　人気は桜花賞を勝ったグランアレグリアが集めているが、直接対決の朝日杯ＦＳで２馬身半差を付けて勝ったアドマイヤマーズを本命としたい。皐月賞は距離がちょっと長かったがそれでも４着に粘っている。そもそも直接対決で勝ってるのだし、桜花賞１着が皐月賞４着よりレベルが高いとは言い切れない。やはりここでも朝日杯と同じ様にアドマイヤマーズに分があるのではないだろうか。

　対抗はグランアレグリア。前走の桜花賞は朝日杯ＦＳ以来で年明け初出走だった。それでも「ここは通過点」と言わんばかりにあっさり勝ってしまった。そういうローテーションをして来るのだから目標はその先にあるのだろう。「その先」に当たるのはもちろんここである。桜花賞で「叩いて」ＮＨＫマイルカップに臨んで来るのだから外せない。

　せっかく２強（ダノンチェイサーも入れて３強かも）のうちの人気のない方を本命にしたのだから馬単で勝負をしようと思ったが、このレースは３歳馬連の対象レースであり馬連の配当が5%上乗せされるので馬連で勝負しよう。馬連だと配当の関係からなかなか相手を広げられないのだが、穴っぽい馬をもう１頭挙げておく。

　穴として期待しているのがニュージーランドトロフィーの勝ち馬であるワイドファラオ。主流トライアルのＮＺＴの勝ち馬であるにもかかわらず全然人気がない。これは狙い目である。ＮＺＴの時のようにスローに流れてくれれば逃げ残る可能性があり侮れない。あくまで展開次第だが、人気馬の間に食い込むとしたらこの馬だ。