本命は前走このレースと同じコース札幌芝1800mで着差1.8秒の大差勝ちをしたゴルコンダとする。デビュー戦は３着に敗れたものの見事な変わり身を見せて２戦目で大差勝ちを収めた。２戦目で体重が18kg減っているところを見ると、デビュー戦は仕上がり途上だったのだろう。初戦で叩いて前走で真価を発揮したということだ。ルメール騎手が騎乗するというのも心強い。前走で圧勝した時と同じコースで行われるということもあり、これは軸にするしかない。

　問題は相手をどの馬にするかである。本命馬と同じ木村哲也厩舎のダーリントンホールが人気だが、その２頭で勝負すると配当が安い。不確定要素の多いこの時期の２歳重賞が１，２番人気で決まるのは２頭ずば抜けた馬がいる時ぐらいだが、今回はゴルゴンダ１頭だけが抜けているだけで、他はそれほど差がない（というよりもキャリアが浅いので現時点ではっきり甲乙つけ難い）。気にはなるが絶対視できる存在でもないので配当面を考えると別の馬の方が良い。

　そのダーリントンホールと同じく前走新馬戦をタイム差をつけて勝ったサトノゴールドを相手本線としよう。どちらも函館芝1800mの新馬戦を２着馬に0.2秒差を付けて勝っている。タイムはダーリントンホールの方がかなり速かったが、週も異なるし馬場状態や展開などにもよるものなので参考程度にしかならない。配当を考えるとこの馬を狙った方が得策である。

　もう１頭前走札幌芝1800mで半馬身差で勝ったアールクインダムも押さえておこう。このレースが行われるコースで実績を出しているという点で、アドバンテージがある。