今週から我が本命府中に開催が戻ってきた。この開催が始まるといよいよ秋競馬の開幕という感じである。この前の中山・阪神の開催はどちらかといえば夏競馬の延長という雰囲気だ。その秋の府中開催初の重賞がこのサウジアラビアロイヤルカップである。サウジアラビアロイヤルカップといえば一時期富士ステークスのサブタイトルだったが、コースは同じであるものの全然別のレースである。むしろ重賞としては第１回だけで終わった重賞であるいちょうステークスの実質的な後継にあたる２歳戦であり、回次もいちょうＳを引き継いでいる。

　この時期の２歳戦は当然のようにキャリアの浅い馬ばかりの出走で、出走馬の適性や横の比較が難しい。予想の判断材料が乏しいので予想しづらいレースである。これを書いている時点では同じ東京芝1600mで勝ったサリオスが人気になっているが、かといって他の馬がこのコースへの適性がないとは限らない。サリオスは前走レーン騎手だったから勝てた可能性もあり、絶対視はできない。

　コース実績なら、種牡馬で見ると今回の出走馬の父の中ではロードカナロアの産駒が実績が高い。また、回収率も単複ともに100%を超えていて馬券としても狙い目だ。というわけでロードカナロア産駒のエンジェルサークルを本命としよう。前走の未勝利戦は牝馬限定ではあるものの圧勝だった。このレースと同じ距離で左回りで直線の長い新潟外回りで圧勝したのだからここでも期待できそうだ。

　相手はサリオス、ロードエクスプレス、クラヴァシュドール、アブソルティスモといった人気どころに流しておこう。