観測史上最強クラス言われる台風19号の影響で東京開催は２日連続で中止になってしまい、京都１場開催の中での秋華賞である。私（関東在住）も一口出資馬が出走することもあり京都競馬場に観戦に行く予定でいたが、電車が動かず行けなくなった。それはそうと三連休だからといってローカル開催を減らして３日間開催にするよりも土日開催のままの方がこういう時に予備日を設けられていいと思う。ローカルも以前と同程度に開催したほうがバリエーションがあって面白いし。

　前置きが長くなったが秋華賞の予想である。本命は前走の２勝クラスのシンガポールターフクラブ賞で古馬相手に４馬身差の圧勝をしたエスポワールとする。桜花賞、オークスの勝ち馬が不在の混戦の中では無理に春の上位馬を狙うよりもこの様な上がり馬を狙ったほうが良いだろう。条件戦とは言え前走の勝ち方は圧巻であり、底を見せていない。血統的には昨年の青葉賞勝ち馬でダービーを強い内容で３着だったアドミラブルの妹という良血である。土曜日の雨の影響で馬場が渋ることも考えられるが、この馬が圧勝した前走は重馬場であるので重馬場適性は高い。当日の京都競馬場は予報では晴れるようなので馬場の乾き具合にもよるが、乾きが遅ければ間違いなくこの馬が勝つだろう。

　相手はローズＳ勝ち馬で昨年の阪神ＪＦを勝っているダノンファンタジーと、紫苑Ｓ勝ち馬のパッシングスルーが中心。ダノンファンタジーは春のクラシックでも馬券にはならなかったものの好走していた馬であり、クラシック勝ち馬不在のここでは期待できる。また、パッシングスルーは昔は大したことはなかったが重賞昇格後は秋華賞との相関性が強まっている紫苑Ｓの勝ち馬であり軽視できない。産駒デビュー以来数々の活躍馬を出しているルーラーシップ産駒というのも魅力である。

　その他の馬では春以来の出走なのが気になるが桜花賞、オークスともに３着のクロノジェネシスとオークス最先着馬カレンブーケドール、逃げ残りの場合を考えてコントラチェックを押さえておこう。