皐月賞トライアルのスプリングＳであるが、もう１つのトライアルＧIIである弥生賞と比べたら堅く収まらないことが多い。今年は核となる馬もおらず人気が割れている。最終的にどの馬が１番人気になるのかもわからない。

　本命はディキシーナイトとする。ダイワメジャー産駒は中山芝1200mで単勝回収率が100%を超えており、馬券的に狙い目の種牡馬である。また、この馬は追い切りではあの五冠馬アーモンドアイと併せて互角の走りをした。実力伯仲のメンバー構成なので、状態の良さで差が付くだろう。私は普段あまり調教の動きを重視しないのだが、混戦模様な上にここまで良い調教の馬がいるのだから狙ってみることとする。すでにオープンを勝っているのも心強い。マーフィー騎手ではなくなったのは不安材料だが、石橋脩騎手のような（マーフィーほどではないにしろ）実力のある騎手なら大丈夫だろう。

　相手筆頭はジェンティルドンナのいとこであり父も同じディープインパクトで母父もダンチヒ系と血統構成が似ている良血馬ロジャーバローズとする。その他の馬ではミナリク騎手が騎乗で連勝の勢いに乗るヒシイグアスを中心に、ファンタジスト、クリノガウディー、タガノディアマンテ、シークレットランに流そう。