本命は無敗の３連勝中のザダルとしよう。プリンシパルＳが雹の影響で１週伸びてダービーまで中１週となってしまったためダービーは自重し、これがプリンシパルＳ以来の出走である。中山で２戦２勝と中山巧者なのでコース適性は十分だ。また、鞍上の石橋脩騎手も中山芝2200mが得意で単勝回収率が260%と馬券的にもおいしい騎手である。これを書いている時点で前売り１番人気だが、５倍を超えていて、最終的に他の馬が１番人気の可能性も十分あり、配当もそれなりに付くだろう。好条件の揃ったザダルを本命とする。

　対抗は青葉賞勝ち馬のリオンリオン。ダービーはハイペースに泣かされて惨敗だったが、ペースが速くならなければ逃げ切る力を持っている。ダービーは着を拾いに行ったのではなく一か八かで勝ちに行った結果恵まれずに惨敗しただけなので、改めて見直そう。そもそもセントライト記念はダービー下位組が好走するレースである。

　その他の馬では３連勝で２勝クラスを勝ち菊の挑戦権を取りに行くオセアグレイトを始めとして、きさらぎ賞２着が不気味なタガノディアマンテ、１勝馬だが重賞２着２回の良血馬ランフォザローゼスを押さえよう。

　ランフォザローゼスと同厩舎で人気になっているルヴォルグは１勝クラスを勝ったばかりでは荷が重いこと、ダービー最先着のニシノデイジーは勝浦騎手がこのコースを苦手としていることより消すこととする。ニシノデイジーは人気がなかったら押さえたのだが、人気し過ぎなので馬券的には狙えない。