本命はエリモピクシーの仔であるレッドオルガとする。その母エリモピクシーはリディル、クラレント、レッドアリオン、サトノルパンと数々の重賞馬を輩出してきた。レッドオルガの１つ上の全姉レッドアヴァンセも重賞勝ちはないものの阪神牝馬Ｓ２着があり、ヴィクトリアマイルや富士Ｓで３着に健闘している。現役時代は３着が多い馬だったが、繁殖入りしてからは重賞で活躍する馬をコンスタントに出している優良牝馬だ。ここまではターコイズＳの予想をコピーしたのだが、今回はそれに加えて「ディープインパクト産駒が得意な東京芝1600m」という好材料がある。ディープインパクトのこのコースでの成績は過去３年で連対率が28.9%の好成績である。単勝回収率が94%で複勝回収率が100%とベタ買いプラスではないのだが、今回のメンバーは回収率の高い種牡馬の産駒がおらず、相対的に見るとディープインパクト産駒を狙うのが良いだろう。ターコイズＳは出遅れて後方からのレースとなり力を発揮できなかったが、巻き返しに期待したい。スタートさえ五分なら勝負になると思うし、直線の長い東京ならまた出遅れても巻き返す可能性は中山よりも高い。

　相手は３頭出しで勝負を賭けてきた藤沢和雄厩舎の３頭を中心としよう。安田記念４着等の実績を誇るサトノアレス、ルメール騎手起用でＮＨＫマイルＣ以外は安定した成績を残しているタワーオブロンドン、2000m前後で実績を残して来ており今回はマイルに転向してきた４歳馬レイエンダと、どの馬も期待できそうな馬だ。

　他では連勝の勢いに乗るインディチャンプ、今回と同じコースで行われた富士Ｓの覇者ロジクライを押さえておこう。