結論から先にいうと阪神牝馬Ｓで本命・対抗としたレッドオルガとラッキーライラックを中心とする。この２頭は阪神牝馬Ｓではそれぞれ７着と８着だったが、勝ち馬とのタイム差は0.1秒〜0.2と着順ほど負けていない。あの阪神牝馬Ｓはスローペースの前残りの展開で、６着までの馬はすべて逃げ・先行馬だった。８頭ぐらいがゴール前でひしめき合う中で、展開が向いた馬がわずかにリードしていたという感じだった。しかも、その２頭は３角付近で不利があった。同じコースで同じメンバーで実施するならともかく、今回は場所が直線の長い東京に移動してメンバーも入れ替わっているのだから今回は結果も変わってくるだろう。しかも、阪神牝馬Ｓは本番前の足馴しなので100%の力は出していないだろうが、ＧＩである今回は万全の仕上げで本気で勝ちを狙ってくる筈である。

　というわけでレッドオルガを軸にしてラッキーライラックを相手本線としよう。実力通りならその２頭で決まりである。前走の着順で両頭ともやや人気を下げているので狙い目だ。なお、阪神牝馬Ｓから◎と○を入れ替えているのは前走レッドオルガがラッキーライラックに先着したため（あとレッドオルガの方が前売りオッズが高いから）である。

　その他の馬では阪神牝馬Ｓで上位に来た先行馬は今回もうまく展開が向くとは限らないので、別路線組を狙おう。昨年３歳馬ながら関屋記念を古馬相手に制したプリモシーンと、海外遠征明けだが昨年の安田記念２着の実績馬アエロリットを押さえておこう。