本命は一昨年のこのレースの２着馬ミッキースワローとする。中山芝2200mは[2,2,0,0]というコース巧者である。セントライト記念勝ちとオールカマー2着という実績を考えると中山芝2200mではかなり強いことは明らかだ。今回は鞍上が主戦の横山典弘騎手に戻るのも心強い。菊沢一樹騎手も重賞で３戦して全て馬券圏内なので相性が良かったが、長く手綱をとってきた伯父の横山典の方がもっと頼りになるだろう。とにかく「コースの鬼」であるミッキースワローで軸は決まりだ。

　相手筆頭は紅一点のウラヌスチャーム。過去10年で牝馬の連対例はないのだが、この馬なら期待できそうだ。ルーラーシップ産駒はこのコースでの成績が抜群に良く、単勝回収率も100%を超えている（ちなみに複勝は惜しくも99%）。中山コースの成績が[1,3,0,0]と得意にしており、その中でも芝2200mは１勝２着１回だ。牝馬は来ないというデータは気になるものの、コース適性を考えると外せない。

　その他の馬では同コースで行われた昨年のオールカマーの勝ち馬スティッフェリオとルメール騎手に乗り替わって大幅鞍上強化のステイフーリッシュを押さえておこう。

　ブラストワンピースも相手に加えたかったが、前売り１番人気と人気過剰であり、海外遠征明けというのが不安である。川田騎手もこのコースはあまり得意ではないので、配当に妙味のない今回は見送ることにする。