最終的に２番人気に推されたクロノジェネシスが圧勝だった。大阪杯ではラッキーライラックに惜しくも届かなかったが、今回はそのラッキーライラックを始めとする強豪に大きな差を付けた。道中は後方だったが、３コーナー過ぎから上がって行き、４コーナーで先頭に立った。そして直線では後続を引き離すばかり。発走の30分ぐらい前に豪雨が降って馬場が渋ったのも味方したが、重馬場巧者であることを割り引いて考えても強い勝ち方である。前日発売ではラッキーライラックが２番人気でこの馬が３番人気で、大阪杯の着順を考えるとそれが自然なのだが、最終的に人気が入れ替わっていた。クロノジェネシスは重馬場が得意ということが知れ渡っており、それが直前での人気の逆転につながったのだろう。

　２着は我が本命のキセキ。スタートが悪くて後方からだったが、３〜４コーナーでクロノジェネシスが上がって行くと、合わせるように上がって行き、４コーナーでは２番手に並んだ。そして、後続を引き離して行くが、前に一頭強い馬がいた。３着馬には５馬身差を付けたが、勝ち馬との差は６馬身差だった。ＪＣでアーモンドアイの２着に来たときや昨年の宝塚記念の２着もそうだが、３着以下には圧勝しているのに一頭ずば抜けて強い牝馬がいて２着ということが多い馬である。もっとＧＩを勝てる能力はありそうだが、相手に恵まれていない。

　というわけで重馬場巧者同士でのワンツーで馬連を的中した。ただ、着差を考えると、 馬場状態が悪くならなくても差は縮まるもののこの２頭のワンツーだっただろう。

　大阪杯も安田記念も牝馬のワンツーであり、今回も牝馬が勝利。今年は牝馬が活躍する傾向にある。

　３着は単勝万馬券の人気薄モズベッロが入った。これはノーマークだった。この馬がサートゥルナーリアに先着するなんて思わなかった。馬連勝負で正解だった。

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