早い時期の２歳戦でキャリアの浅い馬が多く、馬同士の横の能力比較が難しいレースである。特に函館開催が短縮されてからは前走オープンの馬もいなくなって難しくなった。

　本命は前走の新馬戦をレコード勝ちしたモンファボリとしよう。前走はこのレースにも出走するホーキーポーキー以下に５馬身差の圧勝だった。Frankel 産駒は函館芝1200mでは過去３年で８走とサンプル数は少ないが、勝率37.5%と抜群の成績を残しており、単勝回収率も292%と馬券的にも妙味がある。母系も祖母がゼンノロブロイの半姉という良血馬だ。前走内容だけではなく血統も魅力である。さらに、まだ３週目なので圧倒的有利とは言えないものの、開催が進み馬場の内側が傷んできたので大外枠というのも好材料である。この馬の勝利はほぼ間違いないだろう。

　買い目はモンファボリの単勝勝負。前売り段階で単勝配当が２倍を切っており、それほど儲からないが敢えて単勝勝負とする。というのは夏の２歳単勝で単勝配当が5%アップだからだ。これが普通のレースなら相手を絞って流すのだが、この時期の２歳戦はキャリアの浅い馬ばかりで能力や適性の比較が難しく不確定要素が多い。その上で単勝配当が上乗せされるということで、手堅く単勝で勝負することとする。別に考えるのが面倒くさくなったわけではなく（笑）、じっくり考えた結果その結論に達した。念のため。