本命は昨年のこのレースの２着馬ステイフーリッシュとする。昨年の京都記念は中山金杯２着から臨んで１番人気だったが、今年はアメリカＪＣＣでＧＩ馬ブラストワンピースの２着からの臨戦にもかかわらず、前売り時点では１番人気とはなっていない。昨年よりも期待できそうなのに人気は下がっている（と言っても結構人気はしているが）。後ほど述べるが、人気を分け合っている他の２頭が危険な人気馬なので、軸はこのレースでの実績もあるステイフーリッシュとしよう。

　１番人気はジャパンカップ２着以来の出走となるカレンブーケドールなのだが、前走ジャパンカップで京都記念に出てくるような馬は過去10年で全てが５番人気以内なのに[0,0,2,4]と振るわない。ＪＣ後に有馬記念を経ずに京都記念を使う様な馬はドバイ遠征を見据えての叩き台とするケースも多く、信頼が足りないというのが理由だろう。ＪＣ２着の実績は評価するが、今回は危険な人気馬なので「消し」とする。

　もう一頭の人気馬クロノジェネシスも人気の割には信頼できない危険な人気馬である。バゴ産駒はこのコースとの相性が悪く、この馬自身もエリザベス女王杯で５着に敗れている。

　というわけで、上位人気２頭は消してその他の馬から相手を選ぼう。相手は残りの有力馬の中から京都大賞典勝ち馬のドレッドノータスとこのコースで勝ち鞍のあるアメリアブルームとする。両頭とも京都コースで４勝を挙げている京都巧者である。コース適性を考えて、この２頭に流しておこう。