今週は久しぶりの府中開催である。例年、毎日王冠の日は東京競馬場にＧＩ並みのお客さんが入るのだが、今年は無観客ではなくなったものの、厳しい入場制限がかかっている。ちなみに私は指定席の抽選を申し込んだが、残念ながら自宅でテレビ観戦である。このレースはここ20年以上連続で観に行ってたのだが残念だ。レースのレベルもＧＩ並みに高く、「スーパーＧII」の異名を持つレースである。

　本命は昨年の朝日杯フューチュリティＳの勝ち馬で、皐月賞、ダービーともに２着のサリオスとする。デビュー以来あの無敗の二冠馬コントレイル以外には負けていない。その３歳馬が古馬混合のＧII毎日王冠に出走してきた。実績から長距離よりも2000m以下の方が向いているので、菊ではなく秋天に挑戦する路線なのだろうか？とにかく別格のコントレイルさえいなければパーフェクトな成績であり、長距離はともかくマイル〜2000mの距離では古馬が相手でも勝ち負けだろう。ルメール騎手を確保できたのも大きい。目標はまだ先だが、ここでは力が違うので本命とせざるを得ない。

　相手はエプソムカップの覇者ダイワギャグニー。このレースと同じコース・距離で行われたエプソムカップは不良馬場ながら快勝だった。キングカメハメハ産駒はこのコースでの成績がよく、また、回収率も単複ともに100%を超えている。今回は開幕週ながら雨の影響で馬場は重くなるだろう。不良馬場で実績があるのも心強い。コース適性と馬場適性を考慮し、サリオスの相手はダイワギャグニーとしよう。