逃げたモズスーパーフレアと先行したクリノガウディー、ダイアトニックの激しい争いに、外からグランアレグリアが差してきて並んだところでゴールを迎えた。その４頭による激戦で、鼻差で先頭でゴールしたのはクリノガウディーだった。しかし、クリノガウディーはダイアトニックとモズスーパーフレアの進路を妨害したということで４着に降着となった。パトロールビデオを見ると、ゴール前で思いっきり内に切れ込んでダイアトニックにぶつかっている。ぶつけられたダイアトニックは弾かれてモズスーパーフレアにも玉突きのようにぶつかった。 モズスーパーフレアにも多少影響が出たが、ダイアトニックにとっては大きな不利だった。

　ダイアトニックは無念だったが、この馬は前走の阪急杯で他の馬を妨害して降着を食らっている。因果応報なのか、今度は自分が不利を受けた側だった。

　というわけで繰り上がりで勝ち馬となったのはモズスーパーフレアだった。昨年はスタートで後手を踏みハナに立つまでに時間がかかって15着に惨敗したが、今年はすんなりとハナを切ってそのまま逃げ切った。最後にクリノガウディにわずかに差されたものの、そのクリノガウディが降着となり結果的に勝利となった。

　２着はグランアレグリアで、３着がダイアトニック。ダイアトニックは最後に思いっきり不利を受けたが、それでも１位入線馬との差はわずかだった。不利がなければ勝ててたかもしれない。

　我が本命ダノンスマッシュは、いい位置に付けたと思ったのだが、直線では伸びずに逆に下がって10着に敗退した。重馬場に強いと思ったのだが、重馬場に強かったのはもう一頭のロードカナロア産駒で同厩舎のダイアトニックの方だった。

外れ