本命は無敗の桜花賞馬デアリングタクトとする。オークスは荒れることもあるものの１番人気馬が来ることが多い。桜花賞上位馬が１番人気の場合はほぼ確実に連に絡む。桜花賞馬が１番人気になっているのだから、今年は堅実だろう。まして、無敗の桜花賞馬であり、死角は見当たらない。菊花賞馬エピファネイアが父であり、母父もダービー馬のキングカメハメハなら距離もこなせるはずだ。むしろ距離は伸びた方がいいだろう。あえて不安材料を挙げるとすれば、キャリア３戦とキャリアの浅いところぐらいだが、すでにＧＩを勝っているので大舞台にも強いはず。問題ないだろう。

　相手本線は桜花賞で本命にしたサンクテュエール。その桜花賞では６着に敗れたが、重馬場が影響したのだろう。シンザン記念を勝った馬であるが、牝馬でシンザン記念勝ちはアーモンドアイ、ジェンティルドンナと後に大物になる馬ばかりである。この馬もそれら２頭と同様の活躍が期待できそうだ。おそらく良馬場で行われるここで巻き返しに期待したい。鞍上のルメール騎手はこのコースでの連対率が５割を超えているというのも好材料だ。

　もう１頭、桜花賞４着馬クラヴァシュドールを押さえておこう。前走で敗れたのは３コーナー付近で大きな不利があったのが原因である。その不利があっても怯まずに４着まで上がってこれたのだから勝負根性もあるのだろう。前装着準の割にはかなり期待できる馬なので押さえておこう。

　人気の一角デゼルはスイートピーＳ勝ちからここに臨むが、昨年の２着馬カレンブーケドールとかぶるので人気になっていると思われる。昨年は２着に来たものの、スイートピーＳ組はオークスではほとんど来ない。人気薄なら押さえても良いが、今回は人気過剰なので消すこととする。鞍上がレーン騎手なのも人気の一因なのかもしれないが、実はレーンのコース成績は悪くはないものの、ルメール、デムーロには全然及ばない（勝率がデムーロの半分程度）。