今年のローズＳは変則開催で阪神ではなく中京で行われる。オークス上位馬が来ることが多いレースであるが、開催場所が例年と異なるので過去のデータはあまり当てにできない。しかも、オークス上位３頭が不在である。条件馬にも十分チャンスがあり、秋華賞出走権を賭けた熾烈な争いとなるだろう。混戦模様を呈しており、荒れるとみた。そこで、一発のありそうな馬を軸に穴狙いと行こう。

　本命は一発狙いで人気薄のムジカとする。１勝クラスの馬ながら、７戦連続馬券圏内と安定した戦績である。大崩しないタイプなのであろう。エピファネイア産駒は中京芝2000mコースでは１０戦４勝で勝率４割という驚異的な成績を残している。単勝回収率も596%と抜群で、馬券的妙味もある。１勝馬だからここで権利を取らないと秋華賞への出走のチャンスはほとんど無く、万全の仕上げで臨んでくるだろう。秋華賞本番はともかく、ここでは大いに期待して良い。

　相手は手広く行く。穴としてこのコースでの回収率が高い松山騎手が騎乗するチャイカや、エピファネイアほとではないがこのコースを得意とする種牡馬ダイワメジャーの産駒であるシャレードが面白いが、その他の馬にも魅力的な馬が多い。消去法で、１勝クラスで惨敗のヤマニンプティパと、明らかに距離が長過ぎるエレナアヴァンティを除いた、全ての馬に手広く流そう。馬連だけではなく、ワイドも押さえておく。