紫苑Ｓは重賞昇格前は荒れるレースだったのだが、2016年に重賞に格上げされると比較的堅めになった。今年は人気が割れ気味であるが、そこまで極端には荒れないだろう。

　本命は収得賞金1150万円と秋華賞出走のボーダーラインあたりと思われるスカイグルーヴとする。新馬戦を圧勝して、２走目は京成杯で牡馬相手に２着と好走した。その後出走して期待されたフローラＳは本調子ではなく、５着に敗れてしまい、それ以降の出走である。母の母がアドマイヤグルーヴで名牝エアグルーヴに連なる超良血馬だ。名牝エアグルーヴにサンデーサイレンス、キングカメハメハという時代を代表する種牡馬をかけ合わせ、さらにエピファネイアを付けて生まれた馬である。この様な良血で牡馬相手でも結果を出している馬なら、陣営はぜひとも秋華賞に出走させたいだろう。休み明けだが、万全の仕上がりで臨んでくる筈である。ここで秋華賞出走権が欲しい実力馬のスカイグルーヴを本命としよう。

　相手はオークスで３着に好走したウインマイティー、ニュージーランドトロフィー２着で新馬戦では2000mも勝っているシーズンズギフト、押さえでオークス５着のマジックキャッスルに流そう。