京都競馬場改修による開催日程の変更により、今年の東海Ｓは京都で行われる。この時期の京都ダート1800mの重賞といえば2012年までの平安Ｓだ。現在の平安Ｓは５月に移って距離も1900mに変更され、実質別のレースとなってしまっている。１月に行われていた平安Ｓといえば、私が2003年に20万馬券を的中させた記念すべきレースであり、その時の勝ち馬スマートボーイはそれ以外の年も平安Ｓで活躍していた。それ以来５月に移る前の平安Ｓは個人的に「スマートボーイ記念」と呼んでいたのだが、残念ながら2013年より名前が同じだが実質別のレースとなってしまった。今回はその「スマートボーイ記念平安ステークス」が復活したようなものである。中京と京都では傾向も異なるだろうから近年の傾向にとらわれずに穴を狙っていこう。１月に行われていた平安Ｓは荒れることが多かったし。

　というわけで、本命は昨年のみやこステークス２着馬キングズガードとする。そのみやこＳではヴェンジェンスを本命としたら勝ったのだが、10番人気のキングズガードが２着に突っ込んできて万馬券を的中した（198.8倍と惜しくも２万馬券にはならなかった）。その時はレース後コメントにも書いた通り本命にしようと思ったものの年齢が気になって割り引いたのだが、それでも２着にやってきた。だから今回は９歳という年齢を気にせず本命としよう。高齢だがまだまだ衰えはない。その後のチャンピオンズカップでも13番人気と低評価ながら５着に健闘している。年齢が理由で人気にならないが、実力はまだ衰えていないこの馬は馬券的には狙い目だ。シニスターミニスター産駒はダートの長距離ではベタ買いでプラスになるような種牡馬であり、このコースも得意である。このコースはシニスターミニスターだけではなくA.P.Indy系種牡馬が軒並み得意であり、今回の出走馬の中には該当馬が多いが、人気の割に好走を続けているキングズガードを軸にしよう。

　相手筆頭はもう１頭のシニスターミニスター産駒アイファーイチオーとするが、その他多くの馬にもチャンスがありそうである。荒れることに期待して相手は手広く流そう。