今年の東スポ杯は新種牡馬ドゥラメンテの産駒が10頭中４頭も出走する。しかし、ドゥラメンテ産駒の東京芝1800mでの成績はこれまで６戦して馬券圏内に一度も入っていない。データのサンプル数が少ないので確実視はできないが、ドゥラメンテ産駒はこのコースが苦手なのかもしれない。そこで、ドゥラメンテ産駒以外を狙ってみよう。

　ドゥラメンテ産駒以外の６頭の中で最も有力なのはダノンザキッドだ。新馬戦を３馬身差の圧勝し、ここに臨む。新馬戦で３馬身差を付けたワンダフルタウンは続く未勝利戦を８馬身差の圧勝し、オープン（リステッドレース）の萩Ｓでも３着に好走している馬である。レベルの高い新馬戦で圧勝したダノンザキッドは５ヶ月ぶりの久々となるが、新馬戦で見せたパフォーマンスを発揮すればここでも期待できそうだ。この馬を本命としよう。

　相手筆頭はこのコースでの成績が良く回収率も高いキングカメハメハ産駒のプラチナトレジャーとする。キングカメハメハはドゥラメンテの父でもあるのだが、ドゥラメンテ産駒が（今のところ）不発なのと対称的にキングカメハメハ産駒はコース巧者だ。プラチナトレジャー自身も不良馬場ながらこのコースで勝ち上がった馬である。

　その他の馬もヴェローチェオロ、モメントグスタール、モリノカンナチャンといったドゥラメンテ産駒以外の馬に流しておこう。さすがに初芝で中央での実績もないトーセンジャックは無印とするが、その他の馬は全頭チャンスがあるだろう。