エルムＳは逃げ・先行馬が有利なレースである。今年は札幌ではなく函館で行われるのだが、コース形態が似ているのでその傾向は引き継がれるだろう。というわけで、先行力がある馬を中心に狙ってみよう。

　本命はアメリカンシード。ダートに転向してから条件戦を３連勝し、初重賞となるマーチＳは14着に敗れたものの、平安Ｓでは２着に好走して巻き返している。マーチＳを敗れたのは落鉄の影響もあるだろうから参考外でいいだろう。マーチＳを除くとダートでは１〜２番手でレースを進めており、先行力のある馬である。鞍上がルメール騎手というのも心強い。逃げ切りに期待しよう。

　相手本線はマーチＳの覇者レピアーウィット。本命馬とは逆に平安Ｓで凡走しているが、先行有利なこのレースでは見直そう。ヘニーヒューズ産駒はこのコースでの過去３年の単勝回収率が198%と狙い目の種牡馬である。

　その他の馬では前走このレースと（今年は）同じコースで行われたマリーンＳを57.5kgのハンデで制したスワーヴアラミスと、今年は不調だが昨年は前哨戦のマリーンＳとこのレースを連勝しているタイムフライヤーを押さえておこう。