毎年のように荒れるハンデ戦である。今年はカフェファラオが芝初挑戦にもかかわらず58.5kgを背負わされ、それでいて人気になっている。ハンデを考えると明らかに過剰人気だ。この馬以外から行けばおいしい配当に期待できそうである。

　本命は昨年の勝ち馬アドマイヤジャスタとする。ジャスタウェイ産駒は過去３年の函館芝2000mの成績が[3,0,2,4]で勝率33.3%、単勝回収率は945%と驚異の成績である。また、吉田隼人騎手のコース成績は[3,3,0,17]で単勝回収率370%である。回収率についてはいずれも昨年のこのレースのアドマイヤジャスタ（14番人気）が押し上げていることは確かだが、それぞれ他に別の馬で２勝しているので、ジャスタウェイ産駒や吉田隼人騎手はコース巧者でおいしい配当をもたらすと思って良い。函館記念は別にリピーターが多いレースではなく、斤量も昨年より2kg増えているが、コース適性を考えるとアドマイヤジャスタは狙い目だ。今年も（昨年ほどではないが）人気がないので狙ってみよう。

　相手はどの馬が来てもおかしくない大混戦なので、総流しとしよう。