本命は昨年のこのレースの覇者ダノンファンタジーとする。前走は同コースで行われたスワンＳを勝っており、マイルＣＳを使わずにここで勝負する。斤量は昨年、そして前走と同じ。鞍上も昨年と同じ。そしてこのレースはリピーターが出易いレースでもある。阪神なら外回りも内回りも問わず得意で、６勝を挙げており、大崩れがない。立ち回りが巧いタイプで、伸びる外寄りコースへ持ち出すのも難しくないだろう。コース適性が抜群のこの馬を本命としよう。

　相手本線は中内田厩舎のもう１頭グレナディアガーズとする。昨年の朝日杯フューチュリティＳの覇者である。このレースは季節柄か３歳馬、そして外人騎手の活躍が目立つレースであり、その両方を備えたこの馬は狙い目である。前走のマイルＣＳは13着に敗れたものの、距離短縮で臨む今回は改めて期待しよう。

　他の狙い馬も３歳馬からとする。まずは、ルメール騎手騎乗でファルコンＳ勝ち馬のルーズネクストと、前走古馬相手に富士Ｓを制したソングラインを押さえておこう。