ＧＩに昇格して５年目のホープフルＳである。昇格後は曜日に関係なく12/28に開催されていたが、昨年は中山大障害と同日に行われた。しかし、今年はまたしても平日の12/28に戻った。12/28が平日だと多くの会社で仕事納めであり、休みを取りづらい職場が多いので、この日程は評判が悪い。昨年の日程を聞いてＪＲＡもようやく正気に戻ったかと思ったのだが、それも１回きりだった。

　さて、このレースはＧII時代最後の16年から１番人気が５年連続勝っている。ＧＩになってからは１番人気が勝たなかったことはない。今年の１番人気はおそらくコマンドラインだ。騎乗するルメール騎手の中山芝2000mのコース実績も18年以降の勝率が36.1%と抜群である。単勝回収率も100%を超えている。この馬自身、無敗でサウジアラビアロイヤルカップを勝っており、実績も出走馬中ナンバーワンだ。これだけ有利な条件が揃ったら、まず負けないだろう。この馬の頭で勝負しよう。

　相手本線は２戦無敗のディープインパクト産駒ジャスティンパレスとしよう。ルメールで２連勝した馬だが、今回はルメールに選ばれなかった。しかし、代わりに乗るのがクリスチャン・デムーロ騎手なら心配はないだろう。本命馬には敵わないが、その他の馬では最も連に絡む可能性が高いと見た。

　その他の馬では、２頭出しの友道厩舎の人気がない方のフィデルが狙い目である。鞍上の川田騎手の友道厩舎の馬での成績は過去２年で勝率37.3%、連対率49.2%と抜群の成績だ。厩舎のもう１頭の馬サトノヘリオスに騎乗する岩田望来騎手の倍以上の連対率であり、勝率は３倍以上である。友道厩舎の勝負馬は人気の一角のサトノヘリオスではなく、厩舎の主戦騎手川田が騎乗するフィデルなのである。

　もう１頭、中山芝2000mが得意で回収率も高い種牡馬モーリスの産駒のラーグルフも押さえておこう。この馬自身も同コースで勝利実績あり、コース適性が高いので一発に期待できる。

　本命馬コマンドラインの頭は堅いと思われるので、この馬から馬単頭流しで勝負しよう。