京阪杯はその年のスプリンターズＳ出走馬がその成績如何に関わらずことごとく来ない。過去10年で18年のネロが勝った時ぐらいしか連に絡んでいない。スプリンターズＳに出走する様な馬はそこを目標に仕上げてくる事が多く、ここではお釣りが残っていないのがその原因だろう。というわけで、前走スプリンターズＳの馬は全消しとして、残り９頭の中から狙い馬を選ぼう。

　本命は目下４連勝中でキーンランドカップを勝った３歳牝馬レイハリアとする。牝馬は夏に強いことと斤量有利だったことがキーンランドカップ制覇に繋がった可能性は高いが、４連勝中の勢いは捨てがたい。重賞を勝っても敢えてスプリンターズＳは使わずここを使ってきたことから、仕上がりも十分だろう。将来のある馬なので、ここで堅実に賞金を積み重ねてもらいたいものだ。

　対抗はこれまた３歳牝馬のオールアットワンス。こちらも夏に重賞（アイビスサマーダッシュ）を勝っている。間隔は開いたものの、スプリンターズＳで消耗した馬と比べたらフレッシュな状態で臨めるのは心強い。格より勢いな京阪杯を勝って弾みを付けたいところだ。

　もう１頭、勢いという点で２連勝中で前走初オープン勝ちを果たしたサヴォワールエメを押さえておこう。前走はハンデ戦を軽ハンデで勝ったと言えばそれまでだが、勢いがあるので侮れない。

　前走勝利でここに臨む上記の３頭のボックスで勝負しよう。