いよいよ東京競馬場に競馬が戻ってきた。毎日王冠といえば、その秋の府中開幕を告げる名物レースとしておなじみである。今年は３日間開催の予定が祝日の変更により２日開催に変更された関係で、サウジアラビアロイヤルカップが前日に行われたので、「下半期の東京競馬場の最初の重賞」ではなくなったが、やはりＧＩ並の好メンバーが揃うこのレースは楽しみな一戦である。

　さて、毎日王冠はここ２年連続で１番人気の３歳牡馬が勝っている。過去10年を見ても１番人気馬が３歳牡馬か４歳馬の場合はパーフェクトだ（逆に５歳以上の１番人気馬はあまり信頼できない）。今年の前売り１番人気はＮＨＫマイルカップを勝ったシュネルマイスターである。その後の安田記念では古馬に混じって３着に好走しており、能力はかなり高い。ここが秋初戦だが、夏を越してさらなるパワーアップに期待できる。この馬を本命としよう。

　相手は過去のこのレースで実績のある古馬を狙ってみよう。昨年の２着馬ダイワキャグニーが人気になっておらず狙い目だ。エプソムカップも勝っており、何しろ東京芝1800mで５勝を挙げているコース巧者である。近走不振でも狙ってみる価値があるので対抗とする。

　それから、一昨年の勝ち馬ダノンキングリーも、今年の安田記念を勝っており期待できそうだ。安田記念３着馬に次ぐ人気となっているが、押さえておこう。