毎年の様に格上挑戦馬が連に絡むレースである。宝塚記念の前週でありエース級の牝馬はそちらにまわるので抜けた強さの馬が出てこないのと、ハンデ戦で軽ハンデの馬が活躍することが荒れる理由だろう。今年は変則日程のため例年と異なり開幕週となったので、前に行った馬が残る可能性がいつもより高い。ハンデ戦では軽ハンデの先行馬が穴を開けることが多いので、そのような馬を狙ってみよう。

　というわけで本命はクラヴェルとする。３勝クラスの馬だが、３勝クラスでは４戦続けて勝てないでいるが、勝ち馬とのタイム差が少ない善戦である。格上挑戦の重賞でも牝馬同士でハンデ51kgなら勝ち負けになるだろう。鞍上の横山典弘騎手は52kg以下で乗る時は勝負がかりのことが多く、52kg以下での成績が良い。正確に言うと52kgでの成績がよく51kgでは数字だけ見ると大したことがないのだが、過去３年で５走とサンプル数が少ないので、52kgと合わせて一括で考えていいだろう。そもそも52kgよりも51kgの方が減量が大変なので、勝ち負けになるレベルの馬でなければ引き受けない筈である。先行力もある馬なので一発に期待しよう。

　混戦模様でどの馬にもチャンスがあると思われるので、相手は総流しとする。