レイパパレがデビューから無敗の６連勝で大阪杯を制した。出遅れたが果敢にハナに行き、そのまま逃げ切った。ペースは遅くなかったものの、馬場が渋って前が残りやすいこともあるが、４馬身差の圧勝だったので強いと言えるだろう。母がローズＳ２着のシェルズレイでその母はウイニングチケットの代表産駒オイスターチケット。レイパパレという馬名はハワイ語で帽子の縁の周りに飾るレイで母名からの連想だそうだが、その母シェルズレイも貝で出来たハワイのレイという意味で、母オイスターチケットからの連想と思われる（ハワイのシェルズレイが牡蠣の殻でできているのかは知らないが）。もっとも、オイスターチケットのオイスターは生産者の蠣崎牧場から取ったものなので、貝は直接関係ないだろうけど。なお、母や母母は金子馬だが、レイパパレの馬主はキャロットファームである。金子さんの手を離れたら英語からハワイ語の馬名になったという、普通と逆のパターンだ。

　勝ち馬の馬名の解説が長くなったが、その他の馬も見ていこう。２着は伏兵モズベッロだった。道悪は得意なのか、直線で猛追し、コントレイルとグランアレグリアをまとめて差し切った。この馬の騎手にしてみたら、コントレイルとグランアレグリアを目標に乗っていて、その２頭をうまく捉えたが、４馬身前にさらに強い馬が１頭いたという感じだっただろう。

　コントレイルはグランアレグリアを捉えるのがやっとと言った感じで３着。この馬にしては物足りない結果だった。以下、グランアレグリア、サリオスと上位人気馬が掲示板の下位に名を連ねたが、連に絡んだのはこれらの馬ではなく別の馬だった。

　今まで使ってきたレースを考えると、コントレイルにとっては距離が微妙に短く、グランアレグリアにとっては微妙に長いといった感じである。

外れ