本命はデビュー以来４戦無敗で阪神ジュベナイルフィリーズを制したソダシとする。母系がシラユキヒメに連なる白毛一族の白毛馬である。この一族は母のブチコを始めとしてダート重賞での活躍馬が多い血統だが、この馬は実績の示す通り芝でも強い。阪神ＪＦ以来の鉄砲だが、同コースで行われる阪神ＪＦの勝ち馬は桜花賞でも好走することが多いし、何よりデビューから４戦４勝と底を見せていない。休み明けでも期待しよう。

　対抗はチューリップ賞で同着ではあるものの１着のエリザベスタワー。チューリップ賞も桜花賞と同じコースのため相関性の強いレースだが、この馬は阪神芝1600mは２戦２勝と得意としている。チューリップ賞に続く好走に期待しよう。

　単穴は同じくチューリップ賞同着１着のメイケイエール。この馬も本命馬同様シラユキヒメに連なる一族である。ただし、白毛ではない。前走は中団に付けようとしたがかなりかかっていて結局途中からハナに行くというチグハグなレースだった。それでも能力の違いで勝ってしまうのだから、力はある筈である。気の悪ささえ出なければＧＩでも好走するだろう。

　もう１頭アカイトリノムスメを押さえておく。父がディープインパクトで母がアパパネという三冠馬同士の配合の良血馬だ。前走でチューリップ賞を勝って重賞を制覇し、ここに臨む。国枝厩舎は２頭出しだが、人気のサトノレイナスは休み明けであり、むしろアカイトリノムスメの方が期待できるだろう。

　今回は軸として絶対的な信頼のおける馬がいないので、上記４頭のボックスで勝負しよう。