まず、予想の時点で痛恨のミスが発生した。武豊が騎乗予定がこのレースしかないのは、考えてみたらこのレースだけは前売りの関係で１日早く枠順が確定するからであった。つまり、武が休養を届けた時点で土曜日の全レースと日曜日のシンザン記念の枠順が確定していて、日曜のその他のレースは未確定だったのでシンザン記念以外は確定版の馬柱に代わりの騎手を載せることができて、乗り替わりが発表されなかったのである。つまり、日曜日に乗り替わりの発表があったのがシンザン記念だけなのは、シンザン記念のみに乗鞍を絞っていたからではなく、単に休養が決定したタイミングの問題なだけであった。

　それでも我が本命ダディーズビビットはコース巧者であることに期待していた。しかし、道中好位につけたものの、直線で垂れていって11着に敗退。重賞ではまだ力が足りなかった。

　勝ったのは逃げたピクシーナイト。500万条件を勝てなかった馬だが、展開が向いた今回は見事に重賞制覇だ。マークされる立場のククナがイマイチだったので、他の馬の仕掛けが遅れて先行有利となったのだろう。道中２番手のバスラットレオンも３着だった。

　その「行った行った」になりそうな中、間に入ってきたのがルークズネストだった。外から差してきて２着に入り、モーリス産駒のワンツーとなった。

　人気のククナは好走はしたものの人気の割には物足りない４着。後ろからの競馬で、展開が向かなかったのだろうか。

外れ