3600mという超長距離を正面スタンド前の急坂を３回昇るスタミナ勝負の名物レースである。昨年こそ人気薄のワンツーで決まり１番人気馬が３着だったが、基本的に１番人気馬が強いレースである。過去10年で１番人気馬の回収率が単複とも100%を超えており、１番人気をベタ買いしていても儲かるレースだ。

　というわけで１番人気馬を中心にしたいが、前売り段階でかなり人気が割れていて、単勝５倍を切る馬が１頭もいない。最終的にどうなるかはわからないが前売り１番人気はトーセンカンビーナ。阪神大賞典２着と3000mでの実績があり長距離を得意とする馬だ。春天でも５着とＧＩでもそこそこ実績を残しているので、ＧIIでしかも確たる軸となる馬がいないここでは勝ち負けになりそうだ。今回は乗れている横山武史騎手に乗り替わりで期待できそう。人気は割れているが前売り１番人気のこの馬を本命としよう。

　相手は丹頂Ｓの覇者で前売りオッズも１番人気馬とあまり変わらないカウディーリョ、アルゼンチン共和国杯で本命馬に先着しているアイアンバローズといった人気上位の有力馬を押さえておこう。それから、抜群の相馬眼の持ち主な大魔神・佐々木主浩氏の持ち馬で、父ノヴェリスト、母父ダンスインザダークと長距離適性がありそうで、近親にディープインパクトがいる良血馬ヴァルコスを押さえておこう。