本命は一昨年のこのレースの勝ち馬、つまり中京で行われた直近の東海Ｓの勝ち馬（昨年は京都開催）であるインティとする。同コースで行われたチャンピオンズカップは２年連続３着だが、その時の１，２着馬やそれに相当するほど強い馬はここにはいない。一昨年のこのレースを勝っているように、このコースは得意である。フェブラリーＳを勝っている実力馬であり、格自体がこのメンバーでは最上位なのだが、さらに得意コースとなればこの馬を軸とするしかないだろう。

　相手はオープンで連勝中の勢いを買ってオーヴェルニュとする。中京ダート1800mでも勝っていてコース適性も問題なく、また、道悪も苦にしない。テン乗りの鞍上川田騎手はこのコースでの連対率が過去３年で41.7%とかなり得意としているのも心強い。

　他の有力馬だが、ハヤヤッコは鞍上の田辺騎手がこのコースで過去３年で14戦して連対ゼロ、ダノンスプレンダーの岩田康騎手は同24戦して１勝２着１回だけと、コースとの相性が悪いので消しとする。また、中京初見参のタイキフェルヴールはこのコースでは不利な内枠のため見送ることにする。

　勢いという点でもオープン特別を連勝中のオーヴェルニュが一枚上手なので、インティとオーヴェルニュの馬連一点勝負としよう。