阪神ジュベナイルフィリーズや桜花賞と同じ芝1600mで行われる桜花賞トライアルである。毎年阪神ＪＦの上位馬が順当に来るのだが、今年は阪神ＪＦ組がメイケイエールただ１頭だけである。

　そのメイケイエールを本命にしよう。メンバー中唯一の２勝以上馬である。１勝馬の中に阪神ＪＦ４着の３勝馬が出ているのだから、これは鉄板である。１勝クラスのレースにＧＩでも掲示板に載るぐらいのバリバリのオープン馬が出走しているようなものである。この馬自身は鹿毛であるものの曾祖母はあのシラユキヒメであり、重賞活躍馬を多数輩出している白毛一族である。同じ白毛一族のソダシ（こちらは自身も白毛）が札幌２歳Ｓを勝った同週に小倉２歳Ｓを勝った馬であり、ソダシとともに今年の牝馬クラシック路線を盛り上げてくれそうな存在だ。白くない白毛一族のメイケイエールに期待しよう。

　相手本線はアルテミスＳ３着でフェアリーＳ４着と、重賞でも連には絡めないものの好走をしているテンハッピーローズとする。アルテミスＳはソダシやククナとの着差を考えると、悪くない成績であり、クラシックでの活躍も期待できる馬なので、ここでぜひ桜花賞の権利を取りたいところだ。父エピファネイアの産駒はこのコースでの勝率が15.2%と優秀で、しかも単勝回収率は545%と驚異の数字である。馬券的妙味にも期待できそうだ。

　その他の馬では驚異のコース回収率エピファネイア産駒の残りの２頭、レアシャンパーニュとエイシンピクセルも押さえておこう。