確たる軸がおらず難解な牝馬限定ハンデＧIIIだが、本命はミスニューヨークとしよう。キングズベスト産駒は中山芝1600mで過去３年の勝率12%、単勝回収率は637%とかなり優秀で回収率も高い。加藤翔太騎手からM.デムーロ騎手に乗り替わった前走の府中牝馬Ｓでは12着と不発だったが、キングズベスト産駒は東京芝1800mは苦手である。また、勝負どころで寄られる不運もあった。大幅鞍上強化でも結果を出せなかったが、今回は得意と思われるコースに変わったので、前走で見限らずに改めて狙ってみよう。スタート直後にカーブのある外枠不利なトリッキーなコースで内枠を引いたのも心強い。

　相手筆頭は昨年のこのレースの覇者であるスマイルカナ。このコースでは３勝２着１回のコース巧者である。56kgというハンデが気になるので本命にはしなかったが、相手の本線として狙ってみよう。

　その他の馬もハンデ戦だけに多くの馬にチャンスがありそうなので手広く流す。アクアミラビリス、ドナウデルタ、フェアリーポルカ、イベリス、サンクテュエール、スマートリアン、アンドラステ、ドナアトラエンテ、レッドフラヴィア、マルターズディオサ、ギルデッドミラーといったあたりを押さえておこう。