本命は一昨年の牝馬三冠馬デアリングタクトとする。秋華賞以来勝ち星はないものの、その後もＧＩ等レベルの高いレースで好走している。前走も宝塚記念３着と、このメンバーでは抜けた存在だ。ここはあくまで叩き台だが、実力がずば抜けているため連は外さないだろう。

　問題は相手選びなのだが、相手も４番人気以内の馬でほぼ決まりだろう。もともと堅めに決まる傾向のレースな上に、人気上位馬と下位馬の実力にかなり開きがある。その中でテーオーロイヤルはリオンディーズ産駒の中山芝1200mでの成績が12戦全着外なので真っ先に消し。残るはソーヴァリアントとヴェルトライゼンデで、両方買うと儲からないぐらい配当が低いのでさらに絞る必要がある。ヴェルトライゼンデの父ドリームジャーニーの産駒のコース成績も[0,2,1,8]とリオンディーズほどではないが良くない。ヴェルトライゼンデ自身はＡＪＣＣ２着の実績があるものの、不良馬場だったので過信は禁物だ。

　というわけで、ソーヴァリアントを相手とする。今年初出走だが前走のチャレンジカップでは３馬身半差の圧勝。中山芝2200mコースでも３戦１勝２着２回と連対率は100%だ。10ヶ月ぶりのレースというのが気になるが、もともとオールカマーは休養明けの馬が強いレースである。そこまで悲観することはないだろう。大崩れしないタイプのこの馬を対抗としよう。