本命はサウジアラビアロイヤルカップの覇者ドルチェモアとする。母が桜花賞馬アユサンという良血馬だ。出世レースであるサウジアラビアロイヤルカップを強い勝ち方で勝っており、ここでも中心的存在である。朝日杯ＦＳが阪神に移ってからサウジアラビアＲＣの勝ち馬は[2,1,1,0]と強烈なデータを残している。２戦２勝の無敗馬でいずれも強い勝ち方だったこの馬を本命としよう。

　相手はデイリー杯２歳Ｓの連対馬を狙ってみる。対抗はデイリー杯を逃げ切ったオールパルフェだ。デイリー杯は前有利な展開になったことが勝因であるが、このレースと同レースで行われたＧIIを勝ったことを評価しよう。

　デイリー杯で２着だったダノンタッチダウンも侮りがたい。デイリー杯は道中の位置取りがほぼそのまま着順となる前有利な流れの中、唯一後方からの競馬で結果を出したのがこの馬である。能力はデイリー杯出走馬の中で最も高い。

　ペースが遅くなればオールパルフェが粘り、速くなればダノンタッチダウンが台頭する。どのような展開になってもどちらか片方は来るだろう。この２頭に本命馬から流しておこう。ドルチェモアは展開に関係なく来るだけの力があるので軸とする。