本命はスタニングローズ。叔父にローズキングダムがいる良血馬だ。数々の重賞馬を輩出しているあのローザネイ一族である。サウジアラビアロイヤルカップで牡馬相手に３着に好走し、前走は牡牝混合の１勝クラスこぶし賞を勝ち上がっている。拮抗する上位人気馬の中に牝馬限定の１勝クラスすら勝てていない馬もおり、実績はこの馬が上位だ。鞍上の川田騎手も中山芝1800mで過去３年の連対率28.6%と大得意としており、回収率も単複ともに100%を超える。本命はこの馬で決まりだ。

　相手本線ははこのレースと同コースで牡馬相手に１勝クラスを制したシンティレーションとする。人気は割れているが、前売り１番人気だ。コース実績という意味ではこの馬が最上位である。他の人気上位馬が牝馬限定の１勝クラスすら勝てていない馬だったり、新馬戦をギリギリ勝っただけだったりする中で、牡馬相手に１勝クラスを勝ったこの馬は期待できる。

　もう１頭、シンティレーションの前走の若竹賞でクビ差２着のデインティハートにも注目だ。前売り１番人気馬と前走タイム差なしの２着の割には人気がなく、盲点となっている。エピファネイア産駒はこのコースが得意で単勝回収率も100%を超えるので、押さえておこう。