毎年のように前走マイルチャンピオンシップの馬が連対しているが、今年は該当馬がロータスランドしかいない。そこで、ロータスランドを本命としよう。前走のマイルＣＳは８着と着順だけ見るとパッとしないが、２着馬と0.2秒差なのでそれほど大きく負けたわけではない。このレースと同じ阪神芝1400mで重賞を勝っており、阪神コースで５勝を挙げている阪神巧者だ。このレースでは牝馬の活躍が目立つこともあり、この馬を本命としよう。

　対抗は昨年の覇者グレナディアガーズ。このレースはリピーターが多いレースであり、また、季節柄か外人騎手の活躍が目立つ。昨年と同じくC.デムーロ騎手が騎乗するのは好材料だ。海外遠征帰りが気になるが、昨年の覇者だけに狙ってみたい。

　その２頭の馬連一点で十分かと思ったが、矢作厩舎の３頭出しが気になったので、その中で最も期待できるバスラットレオンを押さえておこう。「厩舎多頭出しは人気薄を狙え」という格言があるが、他の２頭は６歳以上の馬はほとんど来ないこのレースでは不要である。厩舎勝負馬はバスラットレオンだろう。前走武蔵野Ｓという異色のローテーションだが、３頭出しで勝負を賭けているのだから、芝でも重賞勝ちのあるこの馬を押さえておこう。