外枠有利な新潟直線1000mであるが、有力馬が内枠を引くなどして難しい一線となった。

　本命は韋駄天Ｓの覇者マリアズハートとしよう。韋駄天Ｓはこのレースのステップとして相性が良く、その勝ち馬であるこの馬は大いに期待できそうだ。昨年はルミエールオータムダッシュを制しており、新潟芝直線1000mコースでは２戦２勝で２戦ともオープンである。実績やステップを考えるとこの馬が最も期待できるのだが、今回は３枠６番と内の枠を引いてしまった。韋駄天Ｓ、ルミエールオータムダッシュともに８枠16番であり、枠順の利があって勝てたのかもしれないが、このレースは強い馬だと内の方の枠でも来ている。枠順のせいか意外に人気がないので、本命としよう。

　対抗は枠順に恵まれた韋駄天Ｓ３着馬シンシティ。サウスヴィグラス産駒でありダートばかり使われてきたが、初芝となった前走の韋駄天Ｓで0.1秒差の３着に好走した。芝でも直線千なら通用する馬である。直線千はカーブを曲がる必要がないので、遠心力にブレーキがかかりやすいためダートが得意な馬（言い換えると芝だとカーブを曲がるのに苦労する馬）にとっては走りやすいということもあるだろう。直線適性がありそうで枠順にも恵まれたこの馬を押さえておこう。

　もう１頭前売り１番人気のヴェントヴォーチェを押さえておく。２走前の春雷Ｓでの圧勝が評価されての人気だと思うが、新潟芝直1000mで勝った実績もあり、枠順も外の方なので押さえておこう。アイビスサマーダッシュは１番人気が強いレースなので、今年は人気が割れているが人気のこの馬を押さえておく。

　買い目としては上記３頭の馬連ボックスで勝負。このレースを３年連続連対中のライオンボスもオモシロイと思ったのだが、不利な最内枠を引いた上に58kgの斤量がネックなので、今回は見送ることにする。このレースは２枠あたりまでは好走実績があるがさすがに最内枠ともなると好走例がないので。