混戦模様のメンバー構成で出走馬の過半数が牝馬というレースである。有力馬にも牝馬が多いが、牝馬のマイル前後を得意とする馬は強い馬は同週のヴィクトリアマイルに向かうので、京王杯スプリングカップでは牝馬はほとんど来ない。府中は前日から雨が降っており、馬場状態も悪くなるだろう。今年は荒れるだろう。

　本命は牡馬の中からタイムトゥヘヴンを指名しよう。このコースはロードカナロア産駒が得意であり、特に馬場状態が稍重以下のときに強い。稍重以下の馬場状態だと過去３年で連対率40%であり単勝回収率は300%を超えている。前走はダービー卿チャレンジトロフィーを10番人気で勝って穴を開け、勢いに乗っている。昨年の富士Ｓでも人気薄で３着に突っ込んできており、人気の割に走る馬である。穴を狙うにはもってこいの馬だ。母がＧＩ勝ち馬であり地力はある筈である。前走は決してフロックではないだろう。波乱の立役者となることに期待したい。

　混戦模様でどの馬が来てもおかしくないので手広く流す。過去１年惨敗続きで重賞では掲示板にすら載らないクリスティを除くすべての馬に流そう。前売り最低人気のビオグラフィーに○を付けたのは、このコースが得意と思われるロードカナロア産駒だからである。この馬が来たら大儲けだからということもあり印上は対抗とした。