ハンデ戦でよく穴を開けるのは「軽ハンデの酒井」。というわけで、酒井騎手が49kgで騎乗するアネゴハダを本命とする。前売り単勝オッズが１桁と今回は穴といえるほどではないのだが、やはり軽ハンデの酒井は侮れない。酒井は軽斤量で乗れる騎手の中ではかなり上手い騎手である。格上挑戦だった前走のＣＢＣ賞は49kgと軽ハンデながら藤懸騎手を背に３着に好走。今回は鞍上が酒井に強化される上に半では据え置きの49kg。３勝クラスながら重賞３着が３回あり、並のオープン馬よりも力がある。格上挑戦だが前走重賞３着で今回のハンデも変わらずに鞍上強化させるのであれば、狙わないという手はない。

　相手筆頭はＣＢＣ賞勝ち馬のテイエムスパーダ。今年のＣＢＣ賞は中京ではなく小倉で行われただけに、通常の年よりも北九州記念との相関性は高いだろう。ただし、今回は斤量が3kg増えたことと、それに伴い前走斤量の関係で代打騎乗した今村聖奈騎手ではなく主戦の国分恭介騎手に戻ったことから、ちょっと割り引いて本命ではなく対抗とする。今村は新人ながら乗れてる騎手で、国分恭よりもずっと上手い騎手である。それからアネゴハダ以上に人気になっているため、軸にしても馬券的においしくない。

　その他の馬にも手広く流す。ただし、前売り１番人気のナムラクレアは消しとする。浜中騎手は北九州記念と相性が悪く過去10年で１番人気に３回騎乗しながら[0,0,0,6]と振るわない。また、このレースは前走函館スプリントＳ組の相性が悪い。危険な人気馬と見た。ナムラクレアを外すと、手広く流しても元は取れるだろう。