京都で行われていた時は１番人気の信頼度が高いレースだったが、阪神で行われた昨年は１番人気馬が掲示板を外し、荒れたレースとなった。おそらく京都以外では１番人気馬は絶対視できないだろう。そもそも今年は人気がかなり割れており（前売り段階で１番人気の単勝が６倍台）、最終的にどの馬が１番人気になるかも締め切り直前までわからない。というわけで、穴狙いで攻めよう。

　本命はクリノプレミアム。オルフェーヴル産駒は今回の舞台である阪神芝1400mと相性が良く、また、回収率も単複100%を超えている。そしてこの馬の鞍上の江田騎手は穴騎手として有名な騎手だ。オープン入り後不振続きだったが、前走の京都金杯では52kgというハンデがあったものの牡馬相手に５着と好走し、復活の兆しを見せている。前走の京都金杯が初の西日本でのレースでありそれより西に遠征したことのない関東馬だが、父がオルフェーブルなので、このコースへの適性はあるだろう。

　相手は人気の割れたハンデ戦なので手広く行く。京都牝馬Ｓの「高齢馬は苦戦」というデータはおそらく京都でも阪神でも同様に通用するだろうから、８歳馬のコロラトゥーレと３歳１月以降勝ち星がなく惨敗続きのメイショウケイメイは消しとし、それ以外の馬すべてに流そう。