ダービーが終わった後で「最終レース」として行われる重賞である。ダービーを当てた人はそこで稼いだカネを元手にさらに増やそう。ダービーが外れた人はここで一発逆転を狙おう。それがこのレースのレゾンデートル（存在理由）である。ちなみに、レゾンデートルとは細江純子元騎手が初騎乗の時に乗った馬の名前である（今調べたら先代と別馬主で同名の馬が現４歳馬にいるらしい）。

　もともと荒れる傾向のレースだが、今年は特に人気が割れている。１番人気馬の単勝が６倍台ということで、確たる中心馬がいない。どの馬からでも入れそうだが、ここは穴を狙っていこう。

　本命は53kgの最軽量の斤量を背負うプリマヴィスタ。準オープンを勝ったばかりだが、前走の三方ヶ原Ｓはレコード勝ちの圧勝だった。斤量53kgの馬には他にトラストケンシンがいるが、すでに７歳。それなら５歳のプリマヴィスタの方が上積みはあるだろうし、前走圧勝の勢いがある。このレースは軽ハンデ馬の方が回収率が高いレースだ。今年はハンデが極端に軽い馬はいないが、53kgの２頭のうち、勢いのあるこの馬を本命としよう。

　相手はどの馬が来ても全くおかしくない大混戦模様なので、すべての馬に流す。ワイドの配当が5%上乗せされるので、軸が人気薄であることや混戦模様なこともあり、ワイドで流そう。