今年も阪神での代替開催となったマイルチャンピオンシップ。本命は昨年のこのレースの２着馬のシュネルマイスターとする。前走のスプリンターズＳでは距離が合わずに６着に敗れたが、マイルに戻った今回は期待できる。昨年はマイルＣＳ２着の他にＮＨＫマイルカップも制しており、また、安田記念に２年連続出走して２着と３着の実績を残した。東京や阪神の様な距離の割にスタミナが必要なコースで実績を残している。古馬のマイルＧＩでは惜敗が続いているが、連軸としては最適だ。今度こそ古馬ＧＩ制覇と行きたいところである。

　相手本線は３歳にして富士Ｓを制したセリフォス。安田記念では３歳馬ながら４着に好走しており、夏を越して成長した今回はさらなる躍進が期待できそうだ。富士Ｓを勝ったというのが成長した証拠である。今回は富士Ｓを勝った藤岡佑介騎手からレーン騎手に鞍上を替えてきており、陣営の本気度もうかがえる。

　その他の馬では、そのセリフォスをＮＨＫマイルで下しているダノンスコーピオン、このレースと同コースで行われたＧIIマイラーズカップの覇者ソウルラッシュを押さえておこう。

　押し出され気味であるが前売り１番人気のソダシは人気過剰なので消すこととした。過去10年のマイルチャンピオンシップで牝馬が連対したのは昨年と一昨年のグランアレグリア（ともに１着）のみであり、グランアレグリア級に強い牝馬でなければ難しいだろう。ソダシは牝馬の中では強く、特に芝マイルでは３戦３勝だが、いずれも牝馬限定戦だ。芝のレースで牡馬の一線級相手に勝ち負けになるほどではないと思われる。