本命は東京ダートで６戦６勝のレモンポップ。その６勝は最低でも２着馬に１馬身半差は付けており、前走のハンデ戦ペルセウスＳではトップハンデの57kgを背負いながら４馬身差と、もともと強かった馬がさらにパワーアップしている。東京以外の２戦は敗れてはいるもののいずれも２着で、デビュー以来連を外しておらず、底を見せていない。東京ダートで走っている限り、重賞でも難なく通用しそうだ。

　対抗は芝スタートで外枠が有利なコースということで、外枠の先行馬ハヤブサナンデクンを狙おう。ダート競馬の雄グランド牧場の産駒であり、牝馬ながらチャンピオンズカップを勝つなどの活躍を見せたサンビスタの甥である。母の父クロフネはこのレースで圧勝した馬であり、血統的に期待できそうだ。前走のシリウスＳで人気を裏切って敗れたことと、1600m以下の経験がないことで人気を落としているが、前前走の圧勝を見ている限り能力はかなり高いので見限れない。母父クロフネということから1600mにも対応できるだろう。人気の盲点となっているこの馬を狙ってみよう。

　もう１頭穴として、このコースで３勝を挙げているデュードヴァンを狙ってみよう。３歳春までの勢いが無くなって来たように思われていたが、前走の阿蘇Ｓで久々の勝利を挙げ、勢いが戻ってきた。今回は実績のあるコースに変わり、真ん中よりは外のコースを引いたので、一発に期待しよう。