本命は中山巧者のコントラチェックとする。中山コースでは[4,2,0,2]と好成績を残している。着外だったのは外回りの向正面スタートと1800mとはコース形態が全く異なる1200m戦と、不良馬場だった中山牝馬Ｓ。良馬場の芝1800mであれば問題ないだろう。このレースは牝馬が出てくると好走確率が高い。直近に京都牝馬Ｓや中山牝馬Ｓがあるにも関わらず敢えてここに出走してくるのだから、それだけ勝算があるということなのだろう。前走の福島記念はハンデが55.5kgと見込まれたこともあり15着に惨敗だったが、中山で行われた前前走の京成杯オータムハンデでは牡馬相手に前走と同じハンデで２着に好走している。得意の中山に戻ってきた今回は狙い目である。

　相手筆頭はダノンザキッド。２歳時にホープフルＳを制しており、今回の出走馬中唯一のＧＩ馬である。前走もマイルＣＳで勝ち馬と0.2秒差の３着に好走しており、単なる早熟馬ではない。

　穴として面白いのは出走回数こそ少ないものの中山芝1800mと好相性（３戦３勝のパーフェクト）なキングズベスト産駒のトーラスジェミニ、中山記念では穴を開けることが多いサンデーレーシング所有馬のルフトシュトロームの２頭。その他の馬ではヒュミドール、パンサラッサ、ウインイクシード、マルターズディオサ、カラテ、アドマイヤハダルといったところに流しておこう。